VScode住人の探検記

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日本語の添え字をつける【LaTeXのnewcommand】

圧力を表す文字Pの左下に『アンモニア』を添えることで、アンモニアの圧力を一文字で表すことができる。

このように、文字に日本語の添え字を加えるというシチュエーションはまあまあよくあるのではないだろうか。

だが、このような日本語の添え字をつける操作はいろいろと面倒なのである。

たとえば、Pの左下に3を添えるには、 

$P_3$

と入力すればよい。_や^は数式環境でしか使うことができないため、$ $で囲ってある。

$ $の中は数式環境(数式やアルファベットしか使用できない環境)であるので、日本語の添え字をつけるためには、さらに日本語部分を\mbox{ }で囲ってあげなくてはならない。(\mbox{ }で囲った日本語は、数式環境内でも認識される。)

つまり、たとえばPの左下にアンモニアを添えるとしたら、

$P_{\mbox{アンモニア}}$

と記述すればよい。

…のだが、この出力結果を見てみると、

f:id:nix_campane:20200831010005p:plain

今度は添え字デカすぎ問題が浮上する。 

添え字の大きさを変更するには、プリアンブルに\usepackage{graphicx}を入力した上で、

$P_{\scalebox{0.5}{\mbox{アンモニア}}}$

とすればよい。

\scalebox{0.5}{ }で囲んであげることにより、アンモニアの部分が0.5倍に縮小されるのだ。(もちろん倍率は好きな値に変えてよい)

この出力を見てみると、

f:id:nix_campane:20200831010854p:plain

…うん、やっと添え字っぽくなった。

さて、以上の流れをいちいち行うのは大変面倒なので、

\soeniho{P}{アンモニア}

と入力するだけで上の画像のような出力が得られるコマンドを作成した。

ソースコードをどうぞ。添字の倍率(0.5の部分)はお好みで変えてね

\usepackage{graphicx}
\newcommand{\soeniho}[2]{$#1_{\scalebox{0.5}{\mbox{#2}}}$}

こんな感じで使っています↓↓↓

f:id:nix_campane:20200831022925j:plain