2020-01-01から1年間の記事一覧
xymatrixを使用していると、しょっちゅうdimention too largeエラー地獄に陥る。 最終的なエラーメッセージの少し上には、 Overfull \vbox (数字pt too high) has occurred while \output is active という記述がある。 数字の部分は場合によって異なるらし…
chemfigは化学マクロの中では最も解説ブログが豊富だが、そこに書かれている通りにやろうとしても2017以前のtexliveユーザーは頓挫することがある。texliveを最新版にアップデートすればそれらの問題は解決するが、アップデートがうまくいかず、当分は今のバ…
CTANにある数多のマクロ達。それらを隅々まで把握している者はおそらく存在しないだろう。知れば知るほどLaTeXの無限の可能性を実感できるのに、誰もが使う一部のマクロしか知られていないのはもったいない… 『こんなものをつくりたい!』と思ったときにどん…
xymtexで色つき構造式を描くのは比較的簡単だが、chemfigで色つき構造式を描こうとすると様々な困難が立ち塞がる。しかし、xymtexは環式化合物の描画に特化しているため、鎖式化合物の色つき構造式を描くにはどうしてもchemfigを使わなくてはならない。chemf…
LaTeXのword的な使い方はだいぶ身についたため、もう少し(というかいきなり)レベルを上げて、 現在はIUPAC有機化合物命名法の要点&問題集を制作中。命名法の勉強は数ヶ月前からちまちまと進めてはいたが、手書きのメモはゴミのように汚かった。 それらがL…
圧力を表す文字Pの左下に『アンモニア』を添えることで、アンモニアの圧力を一文字で表すことができる。このように、文字に日本語の添え字を加えるというシチュエーションはまあまあよくあるのではないだろうか。だが、このような日本語の添え字をつける操作…
\usepackage{chemmacros}と入力するとbegin{document}に対してundefined control sequenceエラーが出るという謎の現象が発生しており、2日間いろいろな策を試みたものの一向に解決の兆しが見えないため、いよいよ最終手段に出ることにした。その最終手段とは…
LaTeXを始めてちょうど1ヶ月、初めてオリジナルコマンドを創作した。(とはいえプログラミング知識ゼロ人間が作れるものなどたかが知れており、めちゃくちゃショボい)その名も『\annki』、\annki{ }で囲めばその部分が赤シートで消える仕様になるというも…
化学界でのTeX普及率は低く、TeXで化学文書を作ろうにも情報が少ない。 日本語の解説が無いのなら、自らの手で英語の解説を翻訳するのみである。というわけで、まずは下記のページのリストに載っている化学パッケージのpackage documentationを読み漁ってみ…
京大の振動波動論12回講義、圧倒的な神回だったhttps://youtu.be/mbPBdsSqIwk波動方程式のダランベールの解の性質を調べたときの『うわあ…コイツそのまま動いてるじゃんカタ:(ˊ◦ω◦ˋ):カタ』という感動は忘れられない波動方程式の変数分離による解は波形を表し、…
化合物中の原子の酸化数の合計が0になるというのは、エネルギー保存則ならぬ電荷保存則といえる。誰かが手放した分は必ず誰かが貰っていないといけない。たとえば合計が+1になってしまえば、化合物全体の所有電子が結合前より1個少ないということであるため…
先日、知人から微分のライプニッツ表記に関する質問をいただき、この表記法を見直すとても良い機会となった。 素朴な疑問を抱かなくなってしまった数学人にとって、これほどためになる機会は存在しない。そのときの解説資料を以下にまとめておく。現在、微分…
emath.styの置き場所が c:/texlive/texmf-local/tex/platex/misc/emathならここ - - - - - - - - - - - - - - - - ✄ このPCは64bitらしい - - - - - - - - - - - - - - - - ✄ WindowsのPC内ファイル検索、whichでエラーが起きたためwhereに変えたらなんとう…